色んな事に敏感で泣き虫だった娘を連れて初めて行った支援センター。
まず部屋に入ろうとしただけで大泣き。
あまりに泣くので職員の方がおもちゃを持ってきてくれてあやしてくれるのですが余計に泣いてしまいます。
「おなかすいてるのかな?」「お昼寝してきました?」など気を使って私にも話しかけてくれるのですがあまりの大泣きっぷりに自分の話す声すらも聞こえない程でした。
中で機嫌よく遊んでいた子供たちの手が止まり、楽しそうに談笑していたお母さんたちの視線がこちらを向いて、緊張や恥ずかしさから大袈裟ですが中に広がる空間に恐怖を感じたのを今でも覚えています。
それでもなんとか名前や住所を記入して中に入ったものの抱っこから全く降りない娘。
誰も話しかけてこなくなりようやく泣き止んだのですが、部屋の隅でただしがみつく娘を抱いて座っているだけ。
いったい何の為に来たのか。
同じくらいの月齢のハイハイの赤ちゃん達が色んなおもちゃを手に取り自由に動き回り、それを見守りつつもお喋りするお母さん達。自分と娘が同じ空間にいるとは思えないくらい距離を感じました。
そこへ少し大きいよちよち歩きの女の子が娘の頭をよしよししに来てくれました。
が、当然泣き止んでいたはずの娘が再び大泣き。
びっくりする女の子の所へその子のお母さんが来て「泣かせちゃダメ、ごめんなさいしな」と言ったのです。
私にも「すみません、泣かせちゃって」と言って女の子の手をとり離れていきました。
その場で気の利いた事も言えず女の子は悪くないのにフォローもできず、申し訳なくて情けなくて、そしてうまく出来ない自分が悔しくて、居た堪れなくなりその日は帰宅しました。
その後も「支援センターへ行かなくてはいけない」使命感があるので他の支援センターへも足を運びますがどこへ行っても同じで、「泣かないで」「このおもちゃ楽しそう」「あれ見て!かわいいよ」とかなんとか泣き止ませようと声をかけたり、抱っこから降りたがらない娘を無理やり降ろしてみたり、時には職員の方の提案で娘を職員の方に抱っこしてもらって私が少し隠れてみたり、などなど何とか娘が社会になじめるように、積極的におもちゃで遊べるように、他の子と同じように出来るようにしてあげなくては!と思って色々試みますが、それでも娘は益々泣くばかりで、ついに心が折れてしまい支援センターへ行くのを辞めてしまいました。