ママ友との価値観が違うとき

私が娘に守ってもらいたいルールは【細かい寄りの普通】だと思っているんですが、公園や習い事、支援センターで出会うお母さん達の中には【大らか】な方もいますよね。あえて【大らか】という言葉を選んだのは、明らかに全く注意をしない、叱らないような非常識な方は除きます。ただ大らかだなあと感じるお母さん。

「私は気になるんだけどこのお母さんは気にならないのか。」とか「うちはまだそのおやつあげてないんだよな。」なんて思った経験みなさん多少なりともあるのではないでしょうか。

例えば、我が家のルールの一つなんですが【鉛筆を持ったまま歩かない】というものがあります。私にとって鉛筆はとても危険な物に分類されます。まず棒ですしね。更に先が尖ってるので持って歩いているときに転んだら危ないですよね。お友達に当たると危ないし、とにかく【鉛筆で何か書くときは椅子に座る。】【鉛筆を持ったまま振り返らない】【使った後はすぐに筆箱にしまう】というルールです。うちの娘は理解はしていますがまだまだ幼稚園年少児なので楽しい事があると「ねえねえ!みて!」とうっかり鉛筆を持ったまま椅子から立ち上がることがあります。そんな時私は少し強めに注意し、なぜ鉛筆が危険なのかを説明します。

これ、どう思われますか?「当然でしょ」と思う方や「まだ〇歳なのに」とか「細かい人」「面倒くさい母親だな」とか様々な価値観の方がいらっしゃるかと思います。

注意しないママ友

例えに出した鉛筆の件、私は娘に守ってもらいたい我が家のルールなの周りから細かいと思われても気にならないのですが娘が一緒に遊ぶ「お友達」となると少し話が変わってくるんですよね。一緒に遊んでいるお友達が鉛筆を持って歩いたら、どうするか。ちなみにお友達のお母さんは【大らか】な方で気になっていない様子。

みなさんならどうしますか?我が子がお友達と遊んでいるとき、自分の子には注意する事を一緒に遊んでいるお友達がしていたら・・・そのお母さんは何も言わずに見ていたら・・・

そのお友達に自分が注意をするか、注意をしないかどちらかですよね。

我が子以外には【注意をしない】または【気になるが注意できない】という方が多いのではないでしょうか。わたしも娘が乳児の頃なんかはそうでした。お母さんに気を使ってなかなか言えないんですよね。

【公園での滑り台を階段ではなく滑る方から上がる】とか、【順番を守らない】とか、【おもちゃをなげる】【椅子・ベンチの上に立つ】【棒付きのお菓子を食べながら歩く】私はNGでしっかり注意し守らせますが、おおらかに見守っているお母さんもいました。他にも道を歩くときやお店の中での行動など、もっと細かい事も含めてたくさん価値観の違いを感じる瞬間ありました。

そして自分は何も言えず、注意をしないママ友に心の中でモヤモヤしていました。

子供は見ている

では何も言えずモヤモヤしているだけだとどうなったか。

娘はしっかりみていて感じていました。

「なんで私だけ注意されるの?」「お友達はしているのになんで私はダメなの?」

当然ですよね。特にHSCで敏感な娘にとっては辛かったと思います。それを私にぶつけられないのですから。なぜ?と感じながら自分は黙ってルールを守るのです。沢山の我慢させてしまいました。

ある時公園で何人かのお友達と遊んでいた時。滑り台を滑ろうとしている子が1人、そこに下から上がってくる子がいました。すると他の子も真似をして下から上がり始めたのです。上にいる子が滑れなくなり困っていました。この日は珍しく娘も他のお友達に交じって楽しく遊んでいてとてもテンションが高く、お友達と一緒になって滑り台の下から真似をしてあがっていきました。

私は自分の娘に近づき「上で待ってるお友達が滑れないよ。滑り台は階段から上がろうね」と声を掛けました。叱るというより優しく声をかけたのですが、その瞬間、「ぎゃーーーーーっ!!!!」とヒステリックに大声を出して顔を真っ赤にして娘が泣き出したのです。「おうちかえるーーーー!!」と。慌てて滑り台から抱き上げて降ろし抱きしめなだめたのですがただ泣いて顔を私の胸にうずめるばかりで何も言わない娘。2歳を過ぎた頃から癇癪や外で泣く事が減っていたのでこの時はこんなヒステリックな娘が久しぶりで私もとまどってしまい、30分くらいただ公園のすみに座って娘が落ち着くのを待つしかありませんでした。

この時、娘はまだ幼かったので最後まで自分がなぜ泣いたのか言葉にすることはありませんでした。今でも本当の理由はわかりません。でも娘の顔をみていて、それまでの私の行動や言動からきっと「なんで私だけ」と思わせてしまったのだと、私とのルールをいつも守り頑張っている娘の心を傷付けてしまったのだと気付いたのです。何て事をしてしまっていたのかととても反省しました。

我が子に注意をするならお友達にも注意をする。

その日をきっかけにお友達と遊んでいるとき、自分の娘にいつも注意をする事をお友達がしていたら、またそのお母さんが注意をしなければ、私は声をかけるようにしました。鉛筆の例えで言えば「鉛筆置いていこうね、危ないよ」とかやんわりと。かるーくお友達に声をかけます。聞いてくれなくてもしつこくは言いません。1度だけ。かるーく。

ここで大事なのは娘に対してお友達にも注意をしている自分の姿を見せる事です。お友達が私の声掛けを無視しようが鉛筆を置かずに歩いて行こうがそこは問題ではありません。(お友達のお母さんも一緒にみている事が前提です。)お友達のお母さんが気付いて注意をするのか、気にならなくてそのままなのかそこはそれぞれの家庭の価値観なので踏み込んでどうこう思う事はありません。

だいたいのお母さんは私がこういう行動をとると「あ、ごめんね、○○危ないよー」と私の声掛けに続いて注意をしてくれます。時にはそれでも動じないお母さんもいますけどね。

そういう行動を私が続けてきた結果娘にも変化がありました。お友達に私が注意をする姿をみて娘が自主的に「あぶないよ」とか「おともだちがすべれないよ」とか声をかける場面もでてきたのです。

こちらの声掛けを無視してしまうお友達がいても「たのしいから聞こえてなかったんだね、あぶないのにね」なんていう事もありました。

ちなみに私は今までそんな風に言われた事はないのですが、もし「うちのやり方があるので口出ししないでください」というような事を言われてしまった時、そうなってしまったら多分私ならそのお友達とは距離をとります。きっとそこまで価値観の差がでてしまってお互いにストレスですから。子供同士もきっと楽しく遊べない事が出てくるのではないかなと思います。

ポイントはこれだけ これでスッキリ

【お友達にも注意をする】という行動を心掛けた事でとてもスッキリしました。

娘も納得してくれるようになりました。

ポイントは以下です

・目的はお友達にも同じルールを守らせる事ではない

・我が子に注意をする姿を見せる事

価値観は各ご家庭で様々なので、このくらいの感覚でいるとお友達に注意をするハードルが下がって声をかけやすくなり、モヤモヤする場面がとても減りました。

大らかに子育てされているお母さんをみてとても勉強になる事もあります。色んなタイプのお友達と遊ぶことで子供にとっても学びになる事が沢山あります。

モヤモヤしない方法を自分でみつけて自分にも子供にもメリットになるお付き合いが出来るといいですよね。

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